代表者挨拶

本事業実施責任・
数理物質科学研究群長

黒田 眞司Shinji KURODA

このたび、筑波大学では「ナノ・量子・情報・生命分野融合の国際連携教育プログラム(EUXP)」を実施することとなりました。これは文部科学省の2024年度大学の世界展開力強化事業「EU諸国等との大学間交流形成支援」の選定を受けたもので、欧州の主要6大学 ―グルノーブル・アルプ大学(フランス)、ルール大学ボーフム(ドイツ)、ボン大学(ドイツ)、ルーベン・カトリック大学(ベルギー)、ユトレヒト大学(オランダ)、ボルドー大学(フランス)との交流事業を行います。交流相手のこれら6大学は、いずれも本学の主要なパートナー校としてこれまで交流実績を重ねて来ましたが、本事業により学生の交流をさらに促進し、教育、研究面での連携を発展させ、国際的なネットワークの強化を目指します。本事業の運営は、本学大学院理工情報生命学術院の数理物質科学、システム情報工学、生命地球科学の3研究群が共同で担い、幅広い理工系の分野分野での交流を行います。本事業では、主に修士課程の大学院生向けに、筑波大学と相手大学で1年ずつ学修して双方の大学から学位を授与されるダブルディグリープログラムを始めとして、より短い期間、相手大学に滞在して学修する海外履修コース、海外大学の教員による海外特別講義、本学と相手大学の教員・学生がプレゼン、ディスカッションを行う分野融合セミナー、など多彩な交流プログラムを提供し、より多くの学生が国際的な学びの場に参画し、グローバルな経験を積んで貰えるようにしています。

私の個人的な経験 ―これまでの学生指導あるいは私自身の留学を振り返っても、日本とは異なる環境に身を置いて勉学、研究に携わることは貴重な経験であり、異なる文化、考え方と接して自分自身を見つめ直す良い機会となり、その後の大いなる成長の切っ掛けとなるように思います。本事業では、より多くの学生がそのような経験を経て、自らを成長させ、将来、世界で活躍できる人材に育って貰いたいと考えています。さらに、本事業では物質科学、情報工学、生命科学、など分野ごとの交流のみならず、物質科学×生命科学×情報など融合分野の学修の場も提供し、既存の分野に捉われない学際領域にも対応できる人材の育成も目指します。本事業の実施により、分野と国境の壁を越えて広い視野と柔軟な学びを身に着け、グローバルな視点で活躍できるリーダーが巣立ってくれることを願ってやみません。

最後になりましたが、本事業の応募、準備でご協力頂いた皆様に感謝を申し上げると共に、事業実施にあたっても益々のご支援、ご協力をお願い致します。